Hasu no hana

Gallery Hasu no hanaを立ち上げより6年目に入り、展覧会と展覧会の間に常設展やアーカイブ

タームを取り入れることにしました。
◉アーカイブタームはこれまでに紹介した作品の吸収、消化を目的とし、より深く作家を知って

いただくための期間です。関連資料、書籍、図録、またアート関係のカタログなどを公開します。

◉常設展では、取扱作家を中心に、各々のコンセプトや作品が持ち合わせている側面を、新たに

キュレーションし紹介してゆきます。

 

2017年第一弾の常設展では、岩谷雪子、小方英里子、Hasu no hanaでは初めての参加となる

水田典寿を加え、それぞれの作品を紹介いたします。
岩谷雪子の作品は、植物たちが自らの意思で集まり形を作った別のいきものの様に見えますが、

自然の強さ、恐さ、美しさも同時に持ち合わせています。水田典寿の作品は、流木の中にかつて

の記憶を持った存在を掘り出してあげたかのな佇まいをしています。扱っている素材、制作方法

は異なりますが、制作の過程、あるいはもっと初期の段階から耳を澄ませて素材の声を聞く、

またそこには言語ではないコミュニケーションから造形へと導いているような共通性を感じる

作家です。
小方英里子は「動物と人との関係」 や 「素材としての生物」をテーマにしており、また異なる

視点の関係性が見えてきます。
作品たちからひそひそ声が聞こえてきそう展覧会になりそうです。

※作家紹介として本展出品以外の画像も含まれてます。岩谷雪子の作品は小作品でインスタレー

ションではありません。

 

 

 

 

常設展　2017 / 01 / 14 - 29

Dialogue in Silence

岩谷雪子 / 小方英理子 / 水田典寿