白鶴亮翅 著/文 多和田葉子
発売日 : 2023/5/08
単行本 : 280ページ 四六判
発行:朝日新聞出版
定価 1,800円+税
紹介
世界文学を切りひらく著者による、はじめての朝日新聞連載小説の書籍化。ベルリンで一人暮らしをする美砂。隣人Mさんは東プロイセンで生まれ、終戦前にドイツに引きあげてきた。美砂はプルーセン人の来し方を聞きながら、第二次大戦前後のドイツと日本の歴史に引き込まれ、土地からの追放、戦時の死者数、国や民族、境界について考える。ある日、Mさんに誘われて、太極拳学校に行く。ロシア人富豪のアリョーナ、お菓子づくりのベッカー、英語教師のロザリンデと共に、鶴が羽を広げるように右腕を力強く上げる太極拳の技「白鶴亮翅」を習う。美砂はクライストの短篇「ロカルノの女乞食」を翻訳する。このドイツの作家はなぜホームレスの老女に注目したのか。ハムレット、グリム童話、楢山節考、世界の名作を女性の視点から読み直してみると……。
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6月1日-10日で開催の
(仮)溝上幾久子 絵本:『オオカミ県』 と小説:『白鶴亮翅』 原画展
の会場での受け渡しとなります。郵送も対応しております。
Hasu no hanaでご購入いただくと、会場で展示予定の
新聞連載時の挿画約50点ほどをオンラインで見れる特設ページの
urlをおつけします。本の中には、挿画は入っていないのと、新聞連載時は
モノクロが多かったので、特設ページを合わせてご覧
いただけると楽しみも2倍になるかと思います!
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