Hasu no hana

 

住宅環境の変化、老朽化、跡継ぎ問題等々に伴い、年々減少してゆく銭湯。Gallery Hasu no hanaが

所在する大田区は現在も43軒と東京の中でも一番銭湯が残っている区です。たっぷりの湯に浸かるだけでなく、

サウナや露天風呂あり、さらに16軒の銭湯では天然温泉も楽しむことができるのです。

そして忘れてはならないのが、銭湯をいえばペンキ絵！！大きな湯船に入り、富士山の雄大な姿を眺めるのは、

心身ともにリラクゼーション効果がありそうですね。このペンキ絵・銭湯背景画のライブペインティングを開催

いたします。

 

 ▼ライブペインティングを開催しようと思ったきっかけ

昨年国立にあるギャラリービブリオで銭湯絵師　丸山清人さんの個展を拝見し、在廊していた丸山さんに

色々お話を聞くことができました。銭湯背景画の全盛期は1970年代、広告会社が浴場壁画を無料で銭湯へ提供

する代わりに、地元商店街などの広告を壁画の下に掲示させてもうらという形で広まったそうです。

改めて銭湯背景画のことを考えると、そうえいば最近少なくなった、と。。一昔前はパブリックアートの役割も

果たしていた銭湯背景画。今やそれを描ける職人もわずか3人だけだそうです。

この"かつて大衆文化"でもあった銭湯背景画は,現在"絶滅危惧種"であることを知り、もはや大衆文化ではなく、

”伝統文化”ではないか、と気づき皆様にも紹介する機会を作りたいと思いました。 

 

そして、銭湯絵師　丸山清人さんをお招きし、富士山のライブペインティングイベント開催を決定しました。

ライブペインティングイベントを見た後は、その足で大田区の銭湯を楽しんでいってくれればいいなあと地域性の

あるものを目指しています。

 

 

 ▼丸山清人さんって？

１９３５年（昭和１０年）生まれ。父親が銭湯広告物専門の会社に勤務していた関係で幼い頃から画師がそばに

いる環境で育つ。絵を描くことが好きで、美術学校を卒業後、父親と同じ会社へ就職し、ペンキ運びなど兄弟子の

手伝いからスタート。現場で絵師としての技術を学び、２５歳には一人で絵を任されるようになる。
近年個展を開催したり、福祉施設にペンキ絵を描いたりと80歳にして現役で大活躍！！

 

▼ライブペインティング開催に向け、協賛のお願い！！

前述した通り、広告の形値で広まった銭湯背景画。家にお風呂があることがあたりまえになった今、その数は年々

減少しています。今回のライブペインティングイベントではこのかつての広告形態にならった形で、丸山清人さんを

お招きしたいと思っています。

 

ご協賛いただいた店舗名・屋号名・企業名など、広告としてイベントを通じ紹介させていただきます。

具体的には

●会場で販売する手ぬぐいの”包み紙”にご芳名をいたします。この包み紙はイベントのフライヤーを兼ね、1,000枚

ほど配布を予定。

※手ぬぐいのイメージ（絵柄は異なることがございます。）

会場で販売する手ぬぐいは、丸山清人さんの描き下ろしの富士山の絵を使います。

家のお風呂でも、温泉でも、ペンキ絵のない銭湯でも、いつでもどこでもThe 銭湯気分が味わえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

●ライブペインティング会場、HP などネット媒体にてご芳名を掲載。

 

▼広告としての役割。取っておきたくなる包み紙を制作！

この手ぬぐいの包み紙には

・丸山清人さんへのインタビュー

・大田区のペンキ画が書かれた銭湯情報

などの掲載を予定。

インタビューには、版画家 望月計男の魅力を存分に引き出してくれていた奥野武範さんにお願いをしております。

包み紙は読み物としても面白くなる予定ですので、是非ご期待ください。大田区の特色を活かし、またギャラリー

からの銭湯文化の発信は、銭湯好きから、地域の人々、今まで銭湯に行かなかった人たちなどなど幅広く層に、届く

のではないかと思っております。

 

▼8/27　ライブペインティング開催

会場:Hasu no hana　

時間：調整中

その他：入場無料＆時間内自由参加　

物販：銭湯背景画富士山手ぬぐい／ドリンク各種／その他あり