Gallery Hasu no hanaでは2018年1月14日(日)〜2月4日(日)まで当ギャラリー2回目の個展となる小方英理子の展覧会を開催いたします。
武蔵野美術大学でテキスタイルコースを卒業後、ニューヨークに渡り陶芸を学んだ小方は、人体解剖図から夢想したシリーズ、人と家畜の歴史などをテーマに馬、羊、山羊、ロバなどの動物をモチーフに取り入れ、『記憶をとどめる方法』、『素材と生き物の境界線』を掘り下げ、黒泥土や磁器によるタイル作品や、人物をモチーフにした立体作品を制作してきました。
近年は、出産の経験や、育児の中で芽生えた感情、また子供が遊びとして行っている行動に人間の本能のようなものを見いだし、それらの小さな発見は作家にとって想像の源となり、子供の成長が反映するように、作品のテーマも少しづつ変化してきました。
個展『crossed fingers』(2016年開催)では、誰もが持つ、祈りのような気持ちをテーマで発表をしましたが、本展でも太古の昔から人びとの中に流れる慈しみや弔いの気持ち、大切なものが増えるほどに不安も募り、それに打ち勝つために何かを形にする行為などを、『crossed fingers』とも共通する人が人を、動物を、物を、何かを愛おしいと想う根源的な気持ちを陶器の人形にしたシリーズDollsを発表いたします。
その他、本展では、これまであまり発表をすることのなかったドローイングや、日常生活にアートを取り入れることができるピアスやブローチなどの販売も行います。
2018 / /14 - 2/4
小方英理子展『Dolls』
会期:2018年1月14日(日)~2月4日(日)
時間:月・火・土・日 12:00~18:00
水 15:00~22:00
休み:木・金
入場料:400円
その他:ブローチ、ピアスの販売もいたします。
※28日(日)は14時以降イベントのため混雑いたします。ゆっくり見ていただくことができないため、なるべくお控えください。
2015年の展覧会風景